【2025年4月17日】原油価格反発|対イラン制裁・OPEC減産・米中緩和期待が支援材料に

原油価格の動向(4月17日)

両指標ともに反発し、4月初旬以来の高値水準に達しました。​


価格上昇の要因

1. 米国の対イラン制裁強化

トランプ政権は、イランの原油輸出を標的とした新たな制裁を発表。​これには、中国の独立系製油所(いわゆる「ティーポット」)への制裁も含まれており、供給懸念が高まりました。
出典:みんかぶ(FX)みんかぶ FX/為替(みんかぶFX)

2. OPEC加盟国の追加減産計画

イラクやカザフスタンなどのOPEC加盟国が、既存の枠組みを超える追加の減産計画を発表。​これにより、供給過剰への懸念が後退し、価格の支援材料となりました。
出典:ReutersReuters


エネルギー市場以外の関連ニュース

米中貿易戦争の緊張緩和期待

中国が米国との関税交渉に応じる用意があると報道され、米中の緊張緩和が期待されました。​これにより、世界経済の減速懸念が和らぎ、原油需要の回復期待が高まりました。
出典:OANDAOANDA


総括

本日の原油市場は、米国の対イラン制裁強化やOPEC加盟国の追加減産計画、米中貿易戦争の緊張緩和期待といった複数の要因が重なり、価格が反発しました。​今後も地政学的リスクや経済指標の動向に注視が必要です。

種別内容
好材料– 米国がイランへの追加制裁を発表(供給不安)
– OPEC一部加盟国(イラク・カザフスタンなど)が追加減産に言及
– 米中関係改善への期待感(需要回復期待)
悪材料– 世界的な景気減速懸念(特に欧州と中国)
– 投資銀行(GS・JPM等)による原油価格見通しの下方修正
– 依然として高水準の米国原油在庫(今夜EIA統計発表予定)

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